う:碓氷峠の関所跡
古代より交通の要とされてきた碓氷峠。その歴史をさかのぼると、平安時代、盗賊を取り締まる為、上野国碓氷に初めて関所がおかれたと伝えられています。
江戸時代は、鉄砲などの武器の輸送や、江戸に住むことを義務付けられた大名の妻子たちの逃亡を防ぐ為、厳しい取り締まりが行われました。中山道の碓氷峠は、東海道の箱根峠とならび、通行の難所といわれていたそうです。関所が廃止されたのは明治2(1869)年。その後、鉄道や国道、高速道路、新幹線の登場とともに、碓氷峠を越える手段はさまざまに変化したそうです。
「おじぎ石」と名付けられた石です。当時の通行人たちは、この石に手をつき、ひざまずきながら役人に手形を差し出し、通行の許可を受けたそうです。
遠くに見えるのが、「碓氷峠鉄道文化むら」です。