伊香保温泉露天風呂(温泉めぐり)
伊香保温泉露天風呂は、源泉から一番近い温泉街最奥の露天風呂です。竹垣に囲まれた秘湯情緒たっぷりの露天風呂です。泉質は硫酸塩泉でなめらかです。伊香保温泉は無色透明な湯が空気に触れて茶褐色に染まる温泉です。源泉湧出口の色と比べると分かります。
無料駐車場(トイレ有り)から河鹿橋を渡り露天風呂に歩いて行きます。河鹿橋は緩やかなアーチを描く朱塗りの太鼓橋です。このあたりは寒暖差が激しい為、木々がひときわ鮮やかに色づき、伊香保温泉随一のフォトスポットです。初夏の新緑も美しかったです。自然の中の秘湯と名橋という感じです。
伊香保温泉露天風呂に向かう道沿いに伊香保で唯一「黄金の湯」の飲泉を体験出来る「飲泉所」があります。消化器系の病気などに効果があると言われているそうです。
伊香保温泉は今から1,900年も前に発見されたとされています。かの万葉集にも詠われているという歴史ある温泉です。1,900年前というと弥生時代の後半だそうです。
ベルツ博士は伊香保温泉が気に入り、その状況を基に「日本鉱泉論」を著しました。その内容には温泉療法の3要素をすべて満たしている(気候療法・温泉療法・飲泉療法)と伊香保温泉に関わったそうです。
伊香保温泉の源泉が湧出する様子がドーム状のガラス越しに眺められます。湧き出したばかりの湯は無色透明です。
手前がぬるく、奥が熱い湯です。
奥がロッカーになっています。