す:裾野は長し赤城山(大沼)
赤城山は、カルデラ湖を含む複成火山で、榛名山・妙義山と並び、上毛三山の一つに数えられています。また、日本百名山、日本百景の一つに選ばれている名峰です。標高は1,828㍍。正しくは赤城山系と言われています。
「裾野は長し赤城山」とは、赤城山は複数の峰の集まりで形成されているため裾野が長く、赤城山は富士山に次いで日本で2番目に裾野が長い山です。その長さは約25㎞あると言われていて、山頂中央部のカルデラ内には、カルデラ湖の大沼や覚満淵、火山湖の小沼があります。赤城山の読みは「あかぎさん」と「あかぎやま」とありますが、群馬県庁のある前橋市周辺では「あかぎやま」と呼ばれて親しまれていた為、県庁側が国土地理院に申し立てて「あかぎやま」への改称を求めました。国土地理院はこれを受け入れ、表記を「あかぎやま」に改めたそうです。
大沼は、火山の噴火で形成された凹みに水が溜まって出来たカルデラ湖で、ここの標高は約1,350㍍です。
覚満淵という沼と湿原がありますが、赤城山の標高1,360㍍に位置する周囲1㎞ほどの小さな湿原で、「小尾瀬」と呼ばれる湿生植物と高山植物の宝庫だそうです。覚満淵自然遊歩道があり、覚満淵を一周(約30分)する木道が整備されていて、気軽にハイキングや自然観察が楽しめる場所だそうです。
赤城山に行く途中、353線沿いにあるレトロ自販機に立ち寄りました。多分、元「オレンジハット」だったと思われます。