に:日本で最初の富岡製糸

富岡製糸場は、日本初の本格的な機械製糸の工場です。1872年(明治5年)の開業当時の操糸所、繭倉庫などが現存しています。操糸所、繭倉庫は群馬県初となる国宝に認定されました。

敷地を含む全体が国の史跡に、初期の建造物群が国宝および重要文化財に指定されています。「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として、2014年(平成26年)6月21日の第38回世界遺産委員会(ドーハ)でユネスコの世界遺産に正式登録されました。

富岡製糸場の最も大きな特徴は「140年以上前に造られた建造物群が、創業時の姿を残したまま、良好な状態で保存されている」ということです。このことは広く世界を見渡しても他に例がなく、世界遺産以外でも富岡製糸場に匹敵する近代製糸工場は現存しないとされています。

ガイドツアー

初めて富岡製糸場を訪れた人にお勧めなのがガイドツアーです。

ガイドツアーでは、製糸場の歴史や建築に関する解説を聞きながら、主要スポットを効率よく巡る事が出来ます。料金は200円。

開催時間は9時30分~15時の間で、1時間おきに出発(お昼を除く)約40分。各回上限15名。

「かいこ」は、昆虫の名前で漢字で書くと「蚕」幼虫から成長すると蛾(が)になります。

カイコは、幼虫から蛹(さなぎ)になるときに糸を吐き出して繭(まゆ)を作ります。この繭が絹(きぬ)と呼ばれるとても綺麗な繊維で、日本でも昔から衣類の材料に使われてきました。

※カイコは、人間に飼われている「家畜」なので、数え方は「一頭、二頭・・・」となるそうです。